「しあわせ」って何でしょう? 令和8年5月
5月に入りますとGWがまいります。帰省などで道路や観光地は大変混雑します。我が家にも孫・娘夫婦が帰省をする予定です。人それぞれの「しあわせ」の感じ方はありますが、自分の「しあわせ」は、家内と孫や娘夫婦、息子、家族に恵まれたことかも知れません。孫は5歳になりますがその成長もやはり嬉しいものです。
世間一般では「身・命・財」が「しあわせ」の要件と言われます。身…健康な体、命…そこそこ長生きが出来る(寿命)、財…食べるのに困らない程度の財産のことです。
では本当にそうでしょうか?歳を重ねると体は老いていくものです。そして、病気を患います。また、寿命も限られており永遠のものではありません。蓄えた財産はあの世には持って行かれるものではありません。宗祖法然上人は、「人間として生まれさせて頂き、阿弥陀様のご本願(お念仏の御教え)に出会い、そして信仰心(お浄土への往生を堅く信じお念仏をお唱えする)を起こし、六道輪廻の苦しみの世界から離れ、お浄土(苦しみの全く無い極めて楽しい所、極楽浄土)に往き生まれることがしあわせの中のしあわせなのだ」と仰せになられました。
また、今の混沌としたこの世を預言されたかのようにお釈迦様は「この世は苦しみである。信仰心を持って苦しみを苦しみとして正しく受け止め、乗り越えて往きなさい」と仰せになります。心の中は煩悩が燃えさかり、罪を犯しやすく悪いことをついついしてしまう「罪悪生死・煩悩具足」の私たちです。そんな私たちでさえも救って下さる阿弥陀さまの手を取り・ただただ縋り、お名前つまり「南無阿弥陀仏」のお念仏を唱えることで、この世では安穏に生きることが出来て、命尽きた時にはお浄土からお迎えを頂き往生させて頂けることが「しあわせの中のしあわせ」なのです。孫との再会が「しあわせ」であるのと同様に、お浄土に往生し阿弥陀さまの御姿を拝することこそ一番の「しあわせ」なのです。
以前の法話
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