今年の干支は兎。年男の私としては、この一年の飛躍を誓いたいところです。
兎と言えば、長い耳で「福を集める」、ぴょんぴょん跳ねることから「飛躍」、一度の出産で沢山の子を産むから「子孫繁栄」などの象徴であり、縁起が良い動物とされています。
一方で、有名な童話「うさぎとかめ」では、足が速いことで油断してさぼってしまい、遅いものの怠らず、着実に歩みを進める亀に先にゴールを許されてしまうという姿もあります。
私の性格上、すぐに怠けてしまう兎の姿と重なり、飛躍を誓いたいところですが、日々怠らずに、一日一日を励んでゆくことを目指したいと思います。
総本山知恩院のおあさじ(朝のおつとめ)では、阿弥陀経というお経をお称えしていますが、そのお経の中にはお釈迦様の教えを聞きに集まった沢山のお弟子さんの名前が列挙されています。有名な十大弟子、そして、その次に名が挙げられている四人の菩薩様の中に「常精進菩薩(じょうしょうじんぼさつ)」というお名前があります。
菩薩様は、自ら悟りを求めるだけではなく、他の人々をも救い取ろう(利他行)と励む修行者のことで、先に上げた菩薩様は、名前の通り、「常に精進」を怠らない菩薩様なのです。
歩み方には人それぞれありますが、どんな歩幅でも怠らずに毎日着実に歩みを進めたいものです。毎日、つとめ、励んでゆく先に必ず喜びがあります。
この着実な一歩こそ、飛躍につながる一歩になるのではないでしょうか。
合掌