阿弥陀様の極楽浄土への往生 令和7年6月

 皆様は極楽浄土という言葉を聞いたことがあると思います。しかし、どのような所かを知っているという人は少ないのではないでしょうか。
 今回は極楽浄土について記したいと思います。極楽浄土は阿弥陀様がお創りになられた世界です。阿弥陀経という経典には、「この世界に生まれた人は苦しみがなく、ただ、楽しみだけがある、だから極楽という。」とあります。極めて楽しいという字を書きます。
 お浄土とは仏様の浄仏国土といい、仏様の浄らかな国土のことです。このような世界に往き生まれることを往生といいます。
 では、人はどのように往生するのでしょうか?まず、往生するためにはお念仏を称えることです。このことは阿弥陀様が無量寿経という経典の中で十遍のお念仏を称えた人が極楽浄土へ生まれることができないならば仏とならないと誓いをたてており、その誓いを成し遂げられたからこそ仏様に成られているのです。ですから、お念仏を称えた人は必ず往生できるのです。仏様が約束して下さっております。
 お念仏を称えた人が臨終を迎えると、仏様がお浄土の方々とお迎えに参ります。観音菩薩が蓮の華の台座をもって来て下さり、勢至菩薩がその台座へと誘ってくれます。こうしてお浄土へ往くのですが、お浄土に生まれるには人によって時間差があります。観無量寿経という経典にそのことが載っております。九通りの往生の仕方がございます。それは、その人の生き方によって変わります。
 善人は速く生まれ、悪人は時間がかかります。ですが、必ず生まれます。九通りのうち、七番目の方は四十九日に生まれます。
 生まれてからは、阿弥陀様や菩薩様の教えを聞き、仏となるための修行をしますが、その生活は苦しいものではなく、極めて楽しいものです。極楽浄土なのですから。