供養の意義

「供養」という語は「供給資養」の略ですが、サンスクリット語の「プージャー」または「プージャナー」の訳としてあてられました。
仏・法・僧の三宝や、亡くなった方の霊に対して身と口と意(こころ)三つの方法によって、供物を捧げることを意味します。
さらに、広い意味では、お寺で行われる様々な法要も供養の儀式でありますし、仏壇やお墓にお参りすることも、供養の一種と考えられます。
その中で、一般の仏教徒の方にとって、最も身近な供養と言えば、「法事」でありましょう。
「法事」とは、本来仏法上の行事を指し、多岐にわたりますが、現在では「追善供養」「先祖供養」の同義語として多く使われています。
「追善」とは「善きことをあとから追って営む」という意味です。「追福、追修」などの類義語もあります。
仏前にお花、お香、お灯明や珍しい食べ物をお供えし、共に読経を営む功徳によって、亡き方々に安楽を得ていただくのです。
このとき大切なのは、亡くなった方に対して、生前と同じように真心を持って向かうことです。
亡き方は、残された家族の幸せを願い、健康で安らかな日暮らしをしてほしいと、いつまでも見守って下さるはずです。
さらに大事なことは、様々なお供え物に加えて「安心」してもらえるような正しい生活をし、日々感謝の合掌を捧げることが最良の供養です。