最近テレビや新聞を見ていると、毎日のようにイタズラではすまされない、犯罪が報道されています。
ひとつひとつ内容を見ていくと、回転寿司で商品に唾をかけるなどの、幼児のイタズラのような内容ですが、許されることではありません。なぜそのような事をしてしまうのかと思うことが多々あります。
日本よりはるかに多い、犯罪に悩まされていたアメリカで「割れたガラス理論」という理論が以前発表されました。大きな犯罪も一枚のガラスから始まるという事です。
例えば住む人が少なくなった建物のガラスが、強風で飛んで来たゴミによって一枚割れます。
これ自体は偶然ですが、それを放っておくと、これが誘い水となり、次々に窓ガラスがイタズラでたくさん割られて、やがてそこには人が立ち寄らなくなり、建物が荒廃してしまいます。
そして、そうした建物がやがて犯罪の温床となると言われています。つまり大きな犯罪というのは、たった一枚のガラスを放置することから始まるということです。
七仏通戒偈(しちぶつつうかいげ)というお経の中に、
“諸悪莫作” (しょあくまくさ)
“衆善奉行” (しゅぜんぶぎょう)
“自浄其意”(じじょうごい)
“是諸仏教”(ぜしょぶっきょう)
という句があります。
訳しますと、悪いことを為さず、善行につとめ、自分の心を清めること、これが諸仏の教えであるということになります。
私たちが、常に心がけるべき大切な教えで、子供にもわかる内容ですが、一日、一週間、一ヶ月と続けていくとなると、大人にも難しい教えです。
難しいからこそ、私たちはいつも心がけなくてはなりません。
心がけていることで、少しづつ良い方向に行動が変わってくるものです。
南無阿弥陀仏「助けたまえ阿弥陀仏」と毎日称え、仏様の方に心を向けながら生活することで、仏教徒としての心構えも自然と備わってきます。
共々にお念仏の生活を続けていきましょう。
合掌