10月になり日増しに秋を感じ、寒さがきびしい季節となりました。
お寺の境内一面に枯れ葉が落ち、その落ち葉を掃除しながら、今年ももうこの時期がきたのかと思いながら日々を過ごしております。
秋といえば新しく何かを始めるという方、また秋だからこそ毎年決まってこの時期にしか出来ない事をしているという方もいるのではないでしょうか。「スポーツ、読書、食欲の秋」または「紅葉狩り」など様々な秋があります。皆様は今年の秋はどのような秋をお過ごしでしょうか?
浄土宗で10月といえば、「十夜法要(じゅうやほうよう)」です。
皆様は「十夜法要」を御存知でしょうか?
「十夜法要」とは浄土宗で大切にしている「無量寿経」というお経に、十日十夜の間、お念仏をお称えすると仏様の国で千年の修行をするより功徳があるという教えをもとに、今から550年ほど前に始められた法要で、阿弥陀様がお念仏を称えた者はすべて分け隔てなくお救いくださるという教えの尊さを知り、感謝するとともに、自分だけでなく家族や御先祖様が救われるようにお念仏を称える法要です。
皆様は日々の生活の中で、どれだけお念仏をお称えしているでしょうか?毎日お称えしているという方はどれだけいるでしょうか?
はじめに申したように秋といえば様々な秋があり、秋に限らずそれぞれ日々を過ごす中で、仕事をしなければならない、たまに時間があれば趣味に時間を使いたいなど、なかなかお念仏に気が向かない、その結果お念仏を称えることが無いという方も多いとおもいます。
ですが今年の秋は、浄土宗寺院で行われている「十夜法要」をきっかけとし、足を運べる方もそうでない方も日々のちょっとした隙間に「お念仏の秋」を組みこみ、阿弥陀様の教えに感謝し、極楽浄土から見守って下さっているご先祖様のため、そして自分自身が極楽浄土へと往生できるように、お念仏をお称えする生活を始めてみてはいかがでしょうか?